「Open Source Friday」をGitHubが提唱。金曜日は自分の好きなオープンソースに貢献しよう
GitHubが、金曜日にはオープンソースに貢献しようという「Open Source Friday」(オープンソースフライデー)を提唱しています。
これはもともとGitHub社内で行われていた運動を広げ、誰でも参加しやすいようにしたもの。
下記はOpen Source Fridayの提唱を紹介する同社ブログの記事「Contribute on Open Source Friday · GitHub」からの引用です。
Over the last three years, we've encouraged GitHub employees to take time at least every fourth Friday to work on open source and share what we're working on with each other. Open Source Friday has grown from this into a program anyone can take part in.
過去3年以上のあいだ、私たちはGitHubの従業員に対して少なくとも毎週第四金曜日には時間をとってオープンソースに協力し、お互いにどんなことをしたのか共有しあいましょうと呼びかけてきました。Open Source Fridayは、それを誰でも参加できるプログラムへと広げたものです。
Open Source Fridayでは、個人の参加に限らず、チームや部門として、あるいは企業としての参加も呼びかけています。またオープンソースへの貢献とはコードを書くことだけにとどまりません。
GitHubが先月発表したオープンソースに関する調査報告によると、オープンソースソフトウェアに関するドキュメントは非常に重要であるにもかかわらず、その重要性は見過ごされやすいとされています。こうしたドキュメントへの貢献も、もちろん大事な貢献といえます。
また「Business」のページでは、オープンソースがビジネスにどのように貢献しているのかを解説し、組織内でOpen Source Fridayを実施する方法をアドバイスしています。
一方、すでにオープンソースの開発を主導している「Maintainers」向けのページでは、プロジェクトを見つけてもらいやすくする工夫、協力してもらうためのワークフローの改善などについてのアドバイスが紹介されています。
さらにGitHubでは、Open Source Fridayでオープンソースへの貢献を呼びかけると同時に、「Open Source Guides」として一般のユーザーがオープンソースへの貢献方法を解説するWebサイトも公開。Open Source FridayのWebサイトからリンクをしています。
Open Source Guidesでは、なぜオープンソースに貢献するのか、オープンソースへの貢献にはどんな意味があるのか、オープンソースプロジェクトとはどんなものか、貢献すべきプロジェクトの選択、コントリビューションの方法、コントリビューションしたあとに起こること、など、オープンソースへの貢献についてその心構えや利点、具体的な手順について詳しく紹介しています(英語ですが)。
Open Source FridayにはGitHubに加えてGoogle、マイクロソフト、Facebook、Comcast、Travis CI、Thoutbotが名を連ねており、賛同の意を示しています。
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