[速報]NutanixとGoogle Cloudが提携発表。ハイブリッドクラウドを構成し、アプリの相互運用、Kubernetes対応、ディザスタリカバリなど実現へ
ハイパーコンバージドインフラストラクチャを提供するNutanixは、6月28日(日本時間6月29日早朝)に米ワシントンDCで開幕した同社の年次イベント「 Nutanix .NEXT Conference 2017」の基調講演で、Google Cloudとの提携を発表しました。
この提携により、今回新しくNutanixから発表された管理ツールの「Nutanix Calm」から、NutanixのハイパーコンバージドインフラとGoogle Cloudのどちらにもアプリケーションをデプロイし、相互にマイグレーションさせることを実現。実際にデモンストレーションが行われました。
さらにNutanix上でLinuxコンテナ環境を実現するAcropolise Container Services(ACS)を、従来の業務アプリケーションなどステートフルなアプリケーション用のストレージ対応も含めて、Google Container Engine (GKE) と同様にKubernetes対応にすることも発表されました。
また、新しく発表された「Xi Disaster Recovery」でもハイパーコンバージドインフラ上で稼働している仮想マシンの災害時の復旧先クラウドとしてGoogle Cloudが対応することになります。
さらに両社はIoTの分野でも協力することを発表。NutanixのハイパーコンバージドインフラにTensorFlowを乗せることで、インテリジェットエッジとして活用することを想定しています。
NutanixとGoogleの提携についてNutanixプレジデントのSudheesh Nair氏は「Googleとの戦略的提携は、単一のEnterprise Cloud OSでプライベートクラウドとパブリッククラウドのどちらの運用もシンプルに実現するというわれわれの約束を顧客に示すことになるだろう」と、プレスリリースの中でコメントしています。
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