Nutanix、ハイパーコンバージドにオブジェクトストレージ機能を追加。「Acropolis Object Storage Service」(AOSS)発表
Nutanixは、同社のハイパーコンバージドインフラストラクチャ製品に新機能として「Acropolis Object Storage Service」(AOSS)と呼ばれるオブジェクトストレージ機能を追加すると発表しました。
同社はハイパーコンバージドインフラストラクチャの基盤ソフトウェアとして「Enterprise Cloud OS」を提供しており、新機能の「Acropolis Object Storage Service」もこの基盤ソフトウェアの新機能として追加されることになります。これにより同社製品は従来のファイルストレージ、ブロックストレージに加えてオブジェクトストレージの3種類のストレージ機能を備えることになります。
Amazon S3互換のオブジェクトストレージ
オブジェクトストレージではAWSをはじめパブリッククラウドでは一般的なストレージとなっています。この機能をハイパーコンバージドインフラストラクチャの基盤サービスとして組み込むことで、Nutanixは自社製品とパブリッククラウドのあいだでアプリケーションやデータのポータビリティを向上させることを実現するとしています。
Acropolis Object Storage Serviceはそのため、Amazon S3互換のAPIとなっており、使い方も同様にバケットを定義してそこにオブジェクトを保存するというもの。
さらにAcropolis Object Storage Serviceはパブリッククラウドとプライベートクラウドなどの全体を含むグローバルで一意なネームスペースを持つことで、オブジェクトデータの移動を容易にしています。
これらを活用することで、Acropolis Object Storage Serviceはオブジェクトデータを簡単にパブリッククラウドへレプリケーションすることや、アプリケーションがオブジェクトの保存先をオンプレミスからパブリックへ簡単に移行できると説明されています。
あわせて読みたい
Google Container Engineが「Google Kubernetes Engine」へ改名。略称はもちろん「GKE」のママ
≪前の記事
GitHubが「Teletype for Atom」リリース。開発者向けエディタ「Atom」でも、複数プログラマが同時にコード編集可能