[速報]マイクロソフトがグローバル規模の分散NoSQLデータベース「Azure Cosmos DB」発表。数ミリ秒のレイテンシ保証、一貫性の強さを選択。Build 2017

2017年5月11日

米マイクロソフトはシアトルで開発者向けイベント「Microsoft Build 2017」で、グローバルに分散した大規模NoSQLデータベース「Azure Cosmos DB」を発表しました

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Cosmos DBはデータを自動的にユーザーの近くのリージョンにレプリケーションすることで、どのユーザーに対しても高速なアクセスを実現し、かつグローバルな規模で分散したシステムとして稼働する大規模分散データーベース。

数ギガバイト程度から数ペタバイトまでのデータ容量と、秒間数百トランザクションから数百マントランザクションまでの性能まで、幅広いデータベース規模をカバーするとともに、非常に大規模なデータベースの展開が可能な高いスケーラビリティが特長です。

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また、データモデルとして、キーバリュー型、ドキュメント型、カラムファミリー型、グラフ型が選択でき、データへアクセスするAPIもDocumentDBやMongoDB、Sparkなど任意のAPIが選択可能。アプリケーションにとって適切なデータモデルとAPIを組み合わせることができます。

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Cosmos DBでは、一貫性、性能、可用性のトレードオフを柔軟に選択できるように、データの一貫性をどのくらい強く要求するかを5つのレベル(Strong、Bounded Stateless、Session、COnsisntent Prefix、Eventual)から選択することができます。

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「これはゲームチェンジャーだ」と、クラウド&エンタープライズ担当EVP スコット・ガスリー氏。

Cosmos DBの高いスケーラビリティと可用性、柔軟性に対するマイクロソフトの自信の表れとして、99.99%可用性、1桁ミリ秒のレイテンシ、そしてスループットと一貫性の4つの指標に対するSLAが用意されています。

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Build 2017 day1

Build 2017 day2

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