NGINXからアプリケーションサーバ「NGINX Unit」がオープンソースで登場。PHP、Go、Pythonに対応。Java、Node.jsにも対応予定
NGINX社は、軽量なWebサーバとして知られるNginxと組み合わせられるアプリケーションサーバ「Nginx Unit」をリリースしました。オープンソースとして公開されています。
NGINX UnitはNginxの開発者であるIgor Sysoev氏が設計し、NGNIXのソフトウェア開発チームが実装したもので、同社としてはNginxと同等の開発プロセスと品質を実現しているとしています。
現時点でPHP、Go、Pythonに対応。Java、Ruby、Node.jsにも対応予定です。
NGINX Unitの最大の特徴として挙げられているのは、最初から動的制御が可能なように設計されており、アプリケーションの入れ替えやバージョンアップなどを再起動することなくシームレスに行えるところです。
RESTful APIやJSONによるコンフィグレーションの変更やリロードもリアルタイムかつ動的に反映されるとのこと。
また、同一サーバ上で複数の言語による複数のアプリケーションを走らせることができます。
NGINX Application Platform
NGINXはこのNginx Unitと商用版のNginxである「NGINX Plus」、今年発表されたファイアウォール機能を提供するNGINX Web Application Firewall、そして全体を管理するNGINX Controllerの4つをまとめて「NGINX Application Platform」を製品として提供します。
同社はこのNGINX Application Platformによって、パワフルでモダンかつ柔軟なアプリケーション実行環境が実現できるとしています。
追記:2018年4月に正式版がリリースされました。
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