IBM Cloudのサーバレス機能がPHPのサポートを開始。サービス名称は「Bluemix OpenWhisk」から「IBM Cloud Functions」へ変更
IBM Cloudが提供するサーバレスコンピューティング環境「Bluemix OpenWhisk」でPHPとSwiftのサポートを開始するとともに、サービス名称を変更して「IBM Cloud Functions」にすることを、8月24日付けのBluemix Blogに投稿した記事「Four Reasons Serverless FaaS on the IBM Cloud is Better Than Ever - Bluemix Blogで明らかにしました。
オープンソースとクラウドサービスの違いを明確に
IBM Cloud Functionsは、オープンソースの「Apache OpenWhiskをベースにしたサーバレスコンピューティング環境、あるいはFunctions as a Service(FaaS)環境を提供するサービスです。
IBMは旧名「Bluemix OpenShisk」から「IBM Cloud Functions」への名称変更の理由を、Apache OpenWhiskとIBMのクラウドサービスを明確に違うものと位置付けるためだと、以下のように説明しています。
This will simplify documentation and better distinguish our cloud service offering from the Apache OpenWhisk community effort. In fact, this change is required.
これによってドキュメントがシンプルになり、私たちが提供するクラウドサービスとApache OpenWhiskコミュニティの取り組みが明確に区別されるでしょう。実際のところ、この変更は求められたものでした。
IBMは今後も引き続きApache OpenWhiskへコミットし続けることも表明しています。
PHPのサポートを開始
Apache OpenWhiskでPHPのサポートが実現したことで、IBM Cloud FunctionsでもPHPのサポートが開始されたことが合わせて発表されました。
また、Docker対応によってDockerコンテナでパッケージングされたプログラミング言語の対応によりSwift対応も実現されていましたが、IBMは同じタイミングでSwift 3.1へアップデートしたことも発表されました。
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