HPE、新クラウドサービス「OneSphere」発表。マルチクラウド管理機能でAWSやAzureなどからSimpliVityなどオンプレミスまで統合管理
米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(以下HPE)は、スペイン マドリードで同社が開催したイベント「Discover 2017 Madrid」で、マルチクラウド環境を管理するためのクラウドサービス「OneSphere」を発表しました。
OneSphereはAWSやAzure、Google Cloud Platformなどのパブリッククラウドサービスと、HPEのハイパーコンバージドインフラであるSimpliVityやIT基盤製品群のHPE Synergyなどのオンプレミスをまとめて管理できるクラウドサービスです。
OneSphereにパブリッククラウドのアカウントを登録すると、複数のクラウドの状況を一括で見られるようになります。
オンプレミスにあるVMware環境で構築されたSimpliVityのシステムやSynergy Cloudなども追加できます。
仮想マシン、コンテナ、ベアメタルなどに対応し、部門ごとに「Project」と呼ばれる画面を設定してマルチクラウドにまたがるインフラを管理できます。
ソフトウェアカタログで、あらかじめIT部門が用意したソフトウェアをクリックでインフラへデプロイ可能。
どのクラウドでどれくらい費用が発生しているのかも、まとめて参照できます。
HPE OneSphereは2018年1月にリリース予定です。
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