Google、Twitterのモバイル開発プラットフォーム「Fabric」を買収、モバイルバックエンドサービスの「Firebase」に統合。Firebaseのクラッシュ解析機能など強化へ
Googleは、Twitterが提供していたモバイルアプリケーションの開発プラットフォームである「Fabric」の買収を発表しました。
Fabricとは、モバイルアプリケーションの品質を向上させるためのクラッシュレポート機能やユーザーの利用状況を把握するためのログ分析、ユーザーへの課金機能、広告用SDKなど、モバイルアプリケーション開発に有用な一連のツールやライブラリを提供するプラットフォームです。
iOSやAndroid、tvOSやUnity、macOSに対応しており、このプラットフォーム上で約25億台のデバイスがアクティブになっていると報告されています。
GoogleはこのFabricを買収。Fabricの開発チームは同社のモバイル向けバックエンドサービスであるFirebaseのチームに合流するすることを明らかにしています。
またFabricの機能もFirabaseに統合され、Fabricの中でも主要な機能であるクラッシュレポート機能などはFirebaseの標準的な機能になっていくとのことです。
Googleは今後もモバイルの包括的なバックエンドサービスとしてFirebaseを強化していくと、次のように説明しています。
The integration of Fabric is part of our larger, long-term effort of delivering a comprehensive suite of features for iOS, Android and mobile Web app development.
Fabricの統合は私たちがiOSやAndroidやモバイルWebアプリケーションの開発において包括的な機能を提供しようとする長期的な努力の一部といえるでしょう。
(「The Firebase Blog: Welcoming Fabric to Google」から引用)
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