Google、マネージドサービスでPostgreSQLを提供する「Cloud SQL for PostgreSQL」ベータ提供を発表
Googleは、マネージドサービスとしてデータベースサービスを提供する「Cloud SQL」の新サービス「Cloud SQL for PostgreSQL」をベータ版として提供開始すると発表しました。
Cloud SQLはこれまで、MySQLのマネージドデータベースサービスとして提供されてきており、そこにPostgreSQLが加わる形になります。PostgreSQLになっても設計の原則は変わらないと。
Cloud SQL for PostgreSQL implements the same design principles currently reflected in Cloud SQL for MySQL: namely, the ability to securely store and connect to your relational data via open standards.
Cloud SQL for PostgreSQLの実装は現在のCloud SQL for MySQLの設計の原則と同じものです。つまり、安全にデータを保存し、オープンスタンダード経由でリレーショナルデータへ接続できるのです。 (Google Cloud Platform bolsters support for relational databasesから)
性能や価格などはまだ明らかになっていませんが、MySQL版とPostgres版が似たようなものになるとすれば、MySQL版でのインスタンスの最大メモリ容量が104GB、最大データ容量が10テラバイトで、ピーク性能が約2万IOPS程度とされています。ピーク性能はMySQLとPostgreSQLで異なるでしょうが、メモリ容量やデータ容量は同様の規模まで拡張可能になると予想されます。
AWSではすでにマネージドサービスのデータベースサービスである「Amazson RDS」でMySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、Microsoft SQL Serverと多様なデータベースを揃えています。クラウドのエンタープライズ市場において必死にAWSの背中を追いかけるGoogleは、今後さらにCloud SQLのバリエーションを増やしていくことになるのでしょうか。
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