Google、マネージドサービスでPostgreSQLを提供する「Cloud SQL for PostgreSQL」ベータ提供を発表

2017年3月14日

Googleは、マネージドサービスとしてデータベースサービスを提供する「Cloud SQL」の新サービス「Cloud SQL for PostgreSQL」をベータ版として提供開始すると発表しました

Google Cloud Platform Blog: Google Cloud Platform bolsters support for relational databases

Cloud SQLはこれまで、MySQLのマネージドデータベースサービスとして提供されてきており、そこにPostgreSQLが加わる形になります。PostgreSQLになっても設計の原則は変わらないと。

Cloud SQL for PostgreSQL implements the same design principles currently reflected in Cloud SQL for MySQL: namely, the ability to securely store and connect to your relational data via open standards.

Cloud SQL for PostgreSQLの実装は現在のCloud SQL for MySQLの設計の原則と同じものです。つまり、安全にデータを保存し、オープンスタンダード経由でリレーショナルデータへ接続できるのです。 (Google Cloud Platform bolsters support for relational databasesから)

性能や価格などはまだ明らかになっていませんが、MySQL版とPostgres版が似たようなものになるとすれば、MySQL版でのインスタンスの最大メモリ容量が104GB、最大データ容量が10テラバイトで、ピーク性能が約2万IOPS程度とされています。ピーク性能はMySQLとPostgreSQLで異なるでしょうが、メモリ容量やデータ容量は同様の規模まで拡張可能になると予想されます。

AWSではすでにマネージドサービスのデータベースサービスである「Amazson RDS」でMySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、Microsoft SQL Serverと多様なデータベースを揃えています。クラウドのエンタープライズ市場において必死にAWSの背中を追いかけるGoogleは、今後さらにCloud SQLのバリエーションを増やしていくことになるのでしょうか。

あわせて読みたい

PostgreSQL RDB クラウド DBaaS Google




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本