Google Cloud、GPUを仮想マシンに追加可能に。1つの仮想マシンにGPUプロセッサを最大8基で処理時間を大幅に短縮
GoogleはGoogle Compute EngineとCloud Machine LearningでGPUが利用可能になったと発表しました。
GPUやCPUに比べて行列演算のような比較的単純かつ大量の演算を高速に実行する能力が高いため、機械学習などを高速に処理できるようになります。
新しく提供されるGPUサービスでは、Google Compute Engineの仮想マシンに対して最大4つの「NVIDIA Tesla K80 GPU Accelerator Board」を接続できます。このGPUボードには最新のKeplerベースのGPUプロセッサを2つ、GPUプロセッサごとに12GBのGDDR5メモリを搭載しており、利用者は仮想マシンにアタッチするGPUプロセッサ数を1つ、2つ、4つ、8つから選択できます。
価格は1GPUが1時間あたり0.7ドルから。
またマネージドサービスで機械学習が利用できるCloud Machine LearningでもGPUが統合されており、これまで1台のマシンで数日かかっていた大規模な処理が複数のGPUによる処理によって処理時間を大幅に短縮できると説明されています。
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