Google Cloud、Eclipse OrionベースのWebブラウザ版コードエディタをベータ公開。Cloud Shellと統合

2017年8月2日

Googleは、Google Cloud Platformに統合されたWebブラウザ版のコードエディタのベータ版を公開しました。Cloud Shellから起動でき、編集したコードをGoogle Cloudのコードリポジトリへ保存したり、Google App Engineへデプロイするといったことが可能です。

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Google Cloud Platformでは、LinuxやUNIXのシェルと同じような感覚でクラウドをコマンドラインから操作できる「Cloud Shell」機能が提供されています。クラウド上でシェル用のインスタンスが起動してシェル環境を提供、5GBのストレージ領域も用意されます。

コードエディタは基本的にはこのCloud Shellから起動されるものです。このコードエディタに特別の名称はないようで、「Cloud Shell's Code Editor」(クラウドシェルのコードエディタ)と呼ばれています。

Eclipse Orionをベースとしているため、コードエディタはWebブラウザ上で実行され、コードはCloud Shellのストレージ領域やGoogle Cloud Source Repositoriesなどに保存可能。Google App Engineへのデプロイもできます。

またDebugページからStackdriver Debuggerを用いてクラウドアプリケーションのデバッグも可能。

このコードエディタ機能は2016年10月に実験的機能としてCloud Shellに追加されており、それが今回ベータ版へと昇格したものです。

クラウド用のWeb IDEとしては、昨年AWSもCloud 9を買収していますので、今後AWSからも何らかの動きがあるかもしれません。

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