アトラシアン、Gitクライアント「SourceTree for Windows 2.0」リリース。UI改善、高速化、Git Virtual File Systemサポートなど
アトラシアンはWindows用Gitクライアントの「SourceTree for Windows 2.0」正式版のリリースを発表しました。
SourceTree for Windows 2.0ではタブ中心のUIとなって、現在の作業に集中しやすい画面になりました。細かいデザインや配色、アニメーション効果などを見直したことで視認性も改善。
Windows 10 Anniversary Updateで追加されたモニタごとのDPI設定に対応したことで、モニタ間で表示を移動させてもつねに精細な表示を実現しました。
またGitの操作にLibGit2を採用したことで、SourceTree for Windows 1.10と比較して性能が大幅に改善しています。
そしてマイクロソフトが開発したGit Virtual File System(GVFS)をサポート。GVFSはリポジトリ下のファイルシステムを仮想化し、Gitリポジトリにあるように見せつつ必要なファイルをローカルにダウンロードすることで、特に大規模なリポジトリに対する操作を高速化するもの。
マイクロソフト社内では、これまで12時間以上かかっていた大規模リポジトリのクローンが数分に、2~3時間かかっていたチェックアウトが30秒になるなどの効果があったと説明されています。
SourceTree for Windows 2.0は無料でダウンロードし、利用可能です。
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