GitHub Desktopがバージョン1.0に。Electronベース、クローンが高速になり、好みのエディタやシェルを起動可能
GitHubは、オープンソースで開発しているGitHubクライアントの「GitHub Desktop」バージョン1.0を公開しました。
GitHub Desktopは以前からネイティブアプリケーションとして提供されていましたが、今回公開されたGitHub Desktop 1.0は、あらためてHTMLやCSS、JavaScriptといったWebテクノロジーでデスクトップアプリケーションを開発するためのフレームワーク「Electron」をベースに新しく開発されたもの。
ElectronをベースにしたことでWindows版とMac版のコードの共通化がはかられたと同時に、ほぼ共通のユーザー体験を実現しました。
GitHub Desktopは、ソースコード管理サービスGitHubのクライアントとして、コードリポジトリのクローン、ブランチの作成、任意のエディタを起動してのコードの編集、コミット、プルリクエストの発行など、Gitワークフローの一連の作業をグラフィカルなユーザーインターフェイスのマウス操作で行えるアプリケーションです。
バージョン1.0では、画像や動画、音声といった大容量のファイルを扱う「Git LFS」のダウンロードがパラレルに実行されることで、さらに高速なクローンを実現。また、GitHub Desktopから好みのシェルやエディタを起動することが可能になっています。
オンプレミスでGitHubワークフローを実現するソフトウェア「GitHub Enterprise」もサポートしました。
GitHub Desktopは今後もオープンソースとして開発が続けられます。ロードマップによるとコンフリクトの解決機能やプルリクエストのリスト機能などが予定されています。
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