ブロケードのイーサネット事業、Exterme Networksが買収へ。ブロードコムによるブロケード買収のあとで
イーサネットスイッチベンダのExtreme Networksは、ストレージエリアネットワーク(SAN)やイーサネットスイッチ製品などを提供するブロケードコミュニケーションズシステムズのイーサネット事業を買収すると発表しました。
ブロケードは昨年11月に、ネットワーク機器向け半導体ベンダのブロードコムに買収されることが発表されています。
ただしブロードコムが欲しかったのはブロケードのファイバーチャネルを中心としたSAN製品群であり、それ以外のイーサネットスイッチや無線LAN事業などは買収後に直ちに手放すことも明らかにしていました。
今回のExtreme Networksによるイーサネット事業の買収は、このブロードコムによる買収に続いて行われることが発表されています。また、ブロケードの無線LAN事業であるRuckus Wirelessは、2月にArris Internationalに買収されることも発表されています。
ブロードコムによるブロケードの買収は、11月に発表された当初は数カ月以内とされていましたが、現時点では少し延びて、同社の第3四半期が終わる2017年7月までに完了する予定とされています。
またExtreme Networksは、米国破産法の適用を受けたAvayaのネットワーク事業の買収もすでに発表しており、積極的な買収によって市場での存在感を高めつつあります。
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