Docker v17.03がリリース。今月からバージョン番号制度が変更になり、毎月リリース体制に
コンテナ型仮想化を実現するDockerの最新版、「Docker v17.03.0-ce」がリリースされました。
前回のバージョンはDocker 1.13でしたが、今回からバージョン番号の制度が変更になり、バージョン番号は「年2桁.月2桁.リビジョン」となり、最後にコミュニティエディション(Community Edition)を示す「-ce」が付くことになりました(コミュニティ版の場合)。
そのため今回は2017年3月を示す数字が採用され、バージョン番号が「v17.03-0-ce」となっています。
同時に今回のバージョンからDockerは毎月リリースと四半期リリースの2つのリリース体制がとられることになりました。リリースノートから引用します。
Any given monthly release will only receive security and bugfixes until the next monthly release is available. Quarterly releases receive security and bugfixes for 4 months after initial release.
毎月のリリースは翌月のリリースが登場するまでセキュリティとバグフィクスのみ対応が行われます。四半期リリースでは当初のリリースが登場してから4カ月分のセキュリティとバグフィクスに対応します。
リリースノートでは触れられていませんが、おそらく新機能追加などは四半期ごとのリリースで行われるものと思われます。
今回登場したのは毎月リリース版であり、全バージョンのDocker 1.13.1からセキュリティ対応とバグフィクスを行ったのみでAPIや機能の変更などは行われていません。
来月には予定通りDocker v17.04が登場する予定です。
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