[速報]次バージョンのDocker for Win/Macでは、ローカルにKubernetes環境も自動構築。DockerCon Europe 2017
無料で提供される開発者向け「Docker Community Edition」Windows版、Mac版でもKubernetesの統合が行われ、ローカルにDocker環境と同時にKubernetes環境が構築されることが発表された。
デンマークのコペンハーゲンで10月17日に開幕したイベント「DockerCon EU 2017」。
DockerとKubernetesの統合とサポートの発表に続いて、無料で提供される開発者向けのDocker環境であるDocker Community EditionのWindows版、Mac版でもKubernetesの統合が行われ、ローカルにDocker環境と同時にKubernetes環境が構築されることが発表されました。
Docker Community EditionもKubernetesを統合
Docker創業者兼CTO Solomon Hykes氏。
もしあなたがデベロッパーでDockerを使っているのなら、すでにDockerのローカル環境で開発をして、テストをして、本番環境へデプロイしていると思う。
Kubernetes環境でやろうとするとこれが複雑になって、まずKubernetes環境をローカルに作って、運用チームに頼んで設定ファイルを本番環境とやりとりをしてと。
できないことはないけれど、スムーズではない。
そこで、これも対応することにした。次のバージョンのDocker Community Editionでは、Kubernetesのことを知らなくても、そのまま開発して、すぐ使える環境を用意する。
もしKubernetesの外部ツールを使いたければ、デスクトップ版のDockerのKubernetesは標準のKubernetesと同じように対応する。
Docker CEをインストールするとKubernetes環境も構築
続いて行われたデモで、次のバージョンのDocker Community EditonのWindows版とMac版では、インストールすると自動的にDocker環境と同時に(シングルクラスタによる)Kubernetes環境が構築され、開発者は特にKubernetesの予備知識なく設定、開発が行えることが示されました。
Docker Community Editionは、現在ベータ版の申し込みを受付中。
DockerCon Europe 2017
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