Docker Enterprise Edition 17.06登場。メインフレームのIBM Zをサポート。クラスタ内にWindowsとLinux混在可能
Dockerは、WindowsとLinuxに加えてメインフレームのIBM ZをサポートしたDocker Enterprise Editionの最新版、「Docker Enterprise Edition 17.06」を発表しました。
IBM Zでサポートするのは、Linuxベースのメインフレームアプリケーション。
下記は発表文から引用。
Most enterprise organizations have a mixture of .NET, Java apps and mainframe applications in their portfolio. Docker EE provides a way to modernize all these different applications by packaging them in a standard format which does not require software development teams to change their code.
ほとんどの企業では.NETやJava、そしてメインフレームのアプリケーションが混在している。Docker EEはこれら異なるアプリケーション群を、開発チームがコードを変えることなく標準的なフォーマットでパッケージングすることによってモダナイズする手段を提供する。
Docker EE最新版はIBM Zサポート、マルチアーキテクチャ対応
メインフレームのサポートに加え、クラスタ内でWindowsとLinuxを混在させた運用も可能にしました。
Windowsのノードには自動的にWindows用のDockerイメージを、LinuxのノードにはLinux用のDockerイメージを取得するように設定できます。
そのほかDocker Enterprise Edition 17.06ではロールベースのアクセスコントロールによるセキュアなマルチテナンシーの実現、ポリシーベースのイメージ管理による自動化などが可能になっています。
あわせて読みたい
国内企業のクラウドへの期待、2017年のトップは「ITセキュリティの強化」。「IT予算の削減」は後退。IDC Japan
≪前の記事
米ガートナー、先進テクノロジーにおけるハイプサイクル2017年版を発表。AI Everywhere。サーバレスは黎明期、ディープラーニングやブロックチェーンは過度な期待