[速報]MariaDBのマネージドサービス「Azure Database for MariaDB」発表。マイクロソフトはMariaDB Foundationのプラチナスポンサーに。Connect(); 2017
マイクロソフトは、MariaDBのマネージドサービス「Azure Database for MariaDB」を提供すると発表。同時にマイクロソフトがMariaDB Foundationのプラチナスポンサーとして加盟することも発表された。
マイクロソフトは開発者向けのオンラインイベント「Microsoft Connect(); 2017」を11月16日(現地時間)ニューヨークで開催しました。
Microsoft Azure上でMariaDBのマネージドサービスを提供する「Azure Database for MariaDB」を発表しました。
MariaDBは、MySQLから派生したオープンソースのリレーショナルデータベースです。MySQLとのバイナリレベルでの互換などを保ちつつ、よりよいデータベースを実現することを意図して開発されています。
もともとMySQLの創始者のひとりでもあるMichael "Monty" Widenius氏がMySQLのフォークとして最初のバージョンを2009年にリリースしました。2013年には「MariaDB Foundation」が設立され、現在では同団体がMariaDBの開発を主導しています。
100%のMariaDB互換でエコシステムを活用できる
マイクロソフトは2017年5月に開催されたイベント「Microsoft Build 2017」で、オープンソースデータベースであるMySQLとPostgreSQLのマネージドサービスを提供すると発表していました。
「Azure Database for MariaDB」は、これらのマネージドデータベースサービスに新たに追加されるものです。
「MySQLやPostgreSQLのサービスがそうであるように、MariaDBも既存のドライバ、ライブラリ、ツールなどに対して100%の互換性を提供する。MariaDBの豊富なエコシステムをそのまま利用可能だ」(マイクロソフトのクラウド & エンタープライズグループ エグゼクティブバイスプレジデント スコット・ガスリー氏)
マイクロソフト、MariaDB Foundationのプラチナスポンサーに
「Azure Database for MariaDB」の発表に合わせて、マイクロソフトはMariaDB Foundationのプラチナスポンサーとして同団体に加盟することも発表しました。
MariaDB創始者であるMichael "Monty" Widenius氏はビデオメッセージで歓迎の意を示しました。
「Azure Database for MariaDB」は現時点でプレビュー公開の申し込みを受付中です。
Microsoft Connect(); 2017
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