[速報]Azureも仮想マシンが安くなる「リザーブドインスタンス」を利用可能に、最大72%割引。Microsoft Ignite 2017
マイクロソフトはフロリダ州オーランドで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2017」で、Microsoft Azureの仮想マシンの利用料金が最大72%安くなる「Reserved VM Instances」を発表しました。
Reserve #VirtualMachines at extremely low prices on Azure with great flexibility & ease: https://t.co/1uWqvbuiuk #MSIgnite pic.twitter.com/38LdD2V37o
— Microsoft Azure (@Azure) 2017年9月25日
クラウドでは仮想マシンのインスタンスを必要になったときに起動し、使わなくなったら削除することで使った分だけ利用料を払う、というのが一般的な使い方です。
しかしこの「Reserved VM Instances」は、仮想マシンのインスタンスを1年から3年分あらかじめ予約することで、最大72%まで利用料金の割引を受けるというもの。
この料金体系は以前からAmazon Web Servicesがほぼ同名の「リザーブドインスタンス」として提供しており、Microsoft Azureはそれを後追いした形になります。
Azureのリザーブドインスタンスはいつでもキャンセルや払い戻しが可能
同社のCloud & Enterprise担当バイスプレジデント Scott Guthrie(スコット・ガスリー)氏は、ブログ「New Azure advancements remove cloud barriers for enterprises at Ignite 2017で、Reserved VM Instancesの特徴を次のように説明しています。
With Azure Reserved VM Instances (RI), you have unprecedented flexibility to cancel or refund your RIs at any time. RIs help provide cost predictability and ensure you have the VM capacity you need when you need it. We will continue to expand our Reserve Instances to additional Azure services in the future, as well.
Azure Reserved VM Instances(RI)は、これまでにない柔軟性としてキャンセルや払い戻しをいつでも受け付けている。RIはコストの予測を容易にするとともに、仮想マシンのキャパシティが必要な分だけ必要な時点で入手できることを確約するものだ。われわれは今後、このRIの仕組みをほかのAzureのサービスにも広げていくつもりだ。
マイクロソフトはAWSのアベイラビリティゾーンも同じ名前、同じ機能で提供することを発表しています。AWSで一般的な機能は積極的に同じようにAzureへ実装していこう、という姿勢のようです。
Microsoft Ignite 2017
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