AWSとRed Hatが提携拡大。AWSのサービスを、まるでOpenShiftのサービスのようにプロビジョニング、利用可能に。Red Hat Summit 2017
Red Hatは5月2日から3日間、米マサチューセッツ州ボストンで年次イベント「Red Hat Summit 2017」を開催。1日目の基調講演ではRed HatとAWSの提携拡大が発表されました。
この一環として、Red Hatが展開しているコンテナプラットフォームであるOpenShiftの管理コンソールから、まるでOpenShiftのネイティブサービスのようにAWSのAmazon RDSやAmazon Redshift、Amazon Elastic Load Balancingなどのさまざまなサービスをプロビジョニングし、利用できるようになります。
これにより、OpenShiftのコンテナプラットフォームを活用して迅速なアプリケーション開発を実現しつつ、バックエンドデータベースやロードバランサーなどでAWSのマネージドサービスを利用すること可能になり、データベースの運用管理などに手間を掛けることなく、アプリケーションの開発に集中できるハイブリッドクラウド環境が実現することになります。
下記は基調講演で行われたデモから。
OpenShiftの管理画面では、さまざまなサービスの一覧からAWSのサービスも選択できるようになっています。
サービスを選択し、プランやコンフィグレーションを決定するとプロビジョニングが行われ、OpenShift上のアプリケーションから利用可能になります。
OpenShiftは、Red Hat Enterprise LinuxやKubernetesなどから構成されるRed Hatのコンテナプラットフォームです。
ソフトウェアとしてオンプレミスのサーバ群にインストールしたり、AWSなどのパブリッククラウドにインストールすることが可能な「Red Hat OpenShift Container Platform」や、Red Hatがクラウドサービスとして提供する「Red Hat OpenShift Online」などがあります。
Red Hat Summit 2017
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