サーバレスコンピューティング、もっとも利用されているのはAWS Lambdaで70%、Google Cloud Functionsが13%。CNCF調査
Kubernetesなどの開発をホストするCloud Native Computing Foundationは、同団体のコミュニティに対してコンテナオーケストレーションやサーバレスコンピューティングに関するアンケートを実施、その結果を発表しました。
アンケートの回答数は550で、回答者の49%が北米企業に所属、32%が欧州企業に所属しています。
サーバレスはAWS Lambdaが圧倒的
回答によると、サーバレスコンピューティングはすでに回答者の41%が利用中。
そのなかでもっとも使われているサーバレスコンピューティング環境はAWS Lambdaで70%と圧倒的です。時点はGoogle Cloud Functionsの13%、そしてApache OpenWhisk、Azure Functionsと続きます。
オーケストレーションツールはKubernetes一強
アンケートにはオーケストレーションツールを利用しているのか、という質問も用意されています。
これはCloud Native Computing Foundationのコミュニティメンバーへのアンケートと言うこともあり、Kubernetesが突出しています。
コンテナのデプロイ先についてのアンケート結果は興味深いものでした。もっとも多かったのはAmazon EC2もしくはECSで急速に成長中。
それをGoogle Compute Engine(GCE)およびGoogle Kubernetes Engine(GKE)が追い上げていますが、伸びは止まっているようにも見えます。オンプレミスの割合が高いのは意外にも思えますが、もしかしたら開発環境なのかもしれません。
あわせて読みたい
クラウドの音声認識APIはライターの「文字起こし」に使えるか? ライターたちが実際のインタビューの録音データで評価してみた
≪前の記事
Dockerコンテナ時代の第一章の終わり、そして第二章の展望など