AWS CodeBuildとAWS CodeStarがオープンソースの.NET Coreに対応。.NET Core対応言語で開発されたアプリのビルド、継続的デプロイなどが可能に
Amazon Web Services(AWS)は、AWS CodeBuildとAWS CodeStarが、オープンソースの.NET Coreに対応したことを発表しました。
Announcing .NET Core Support for AWS CodeBuild & AWS CodeStar. https://t.co/mBTQRSF5XL pic.twitter.com/Zi4LdUWJvQ
— Amazon Web Services (@awscloud) 2017年6月29日
AWS Buildで.NET Core対応言語のアプリをビルド可能に
AWS CodeBuildはマネージドサービスとしてAWSが提供しているビルドサービスです。
ビルドサーバのインストールや設定、ビルドサーバのアップデート、パッチの適用などは不要で、ビルドのボリュームに応じて自動的にスケーリングされるため、ビルドが集中しても待たされることがないようになっています。
今回の.NET Coreサポートは、.NET Coreでサポートされている言語で開発されたアプリケーションがAWS CodeBuildでビルド可能になったことを示しています。現時点でのビルド環境のリファレンスを見ると、Ubuntu 14.04で.NET Core 1.1を用いてビルドしているようです。
継続的デリバリのためのツールチェーンを実現するAWS CodeStar
AWS CodeStarは、継続的デリバリを実現するためにビルド、テスト、デプロイなどに関連する開発ツールを連係させる、いわゆるツールチェーンを実現するための機能をマネージドサービスとして提供しています。
複数のツールの連係をAWS CodeStarが提供するユーザーインターフェイスで管理できるようになっており、ここからコードのコミット、ビルド、テスト、デプロイなどのソフトウェア開発プロセスの全段階にわたって進行状況を追跡できます。
AWS CodeStarには、WebサイトやWebアプリケーションなどのアプリケーションの種類やPHP、Java、JavaScript、PHP、Ruby、Pythonなどのプログラミング言語に応じて、継続的デリバリを実行するためのプロジェクトテンプレートがあらかじめ用意されているため、ツールチェーンを用いたプロジェクト管理を開始しやすくなっています。
今回のAWS CodeStarによる.NET Coreのサポートで、このテンプレートに.NET Coreを用いたアプリケーション開発のプロジェクト用テンプレートが加わりました。
現時点で、AWS CodeBuildは東京リージョンで利用可能。そのほか米国東リージョン、米国西の各リージョン(バージニア、オレゴン、サンフランシスコ)、カナダリージョン、EUの各リージョン(アイルランド、ロンドン、フランクフルト)、シドニーリージョン、シンガポールリージョンで利用可能。
AWS CodeStarは、米国東の各リージョン(バージニア、オハイオ)、米国西リージョン(オレゴン)、アイルランドリージョンで利用可能です。
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