Angular 4が正式リリース、Angular 2から3を飛ばして4。後方互換性を維持してより小さく高速に
オープンソースのJavaScriptフレームワークとして知られるAngularの最新バージョン「Angular 4」のリリースが発表されました。
1つ前のバージョンはAngular 2で、新バージョンは3を飛ばして4になったのは、Angular Routerのバージョン番号とのコンフリクトを避けるためと説明されています。
Angular 4は基本的にAngular 2への後方互換性を備えており、ほとんどのアプリケーションでそのままAngular 4へバージョンアップが可能。
より小さく高速に。アニメーション機能はコアから分離
Angular 4ではフレームワーク自体がより小さく高速になったとされていますが、特にAOTコンパイラ(事前コンパイラ)の生成コードが最適化され、多くのケースで6割程度に縮小。複雑なテンプレートほど効果が大きいとのこと。
また、アニメーションパッケージがコアライブラリから分離され単独のパッケージになったため、アニメーション機能を使わない場合には小さいコアライブラリのままで済むようになりました。
新機能として、ngif文に対してelseが使えるようになっています。
今後、Angularはおおむね2カ月ごとにマイナーバージョンアップが行われ、6カ月ごとにメジャーバージョンアップが登場することになっています。つまり9月にはAngular 5がリリース予定です。
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