AMD、サーバ向けプロセッサ「EPYC」発表。シングルソケットでXeonのデュアルソケットよりも高速と主張
AMDはサーバ向けの新型プロセッサ「EPYC」(エピック)を発表しました。
AMDは発表の中で、現在サーバ向けプロセッサ市場をほしいままにしているインテルXeonプロセッサへの対抗を、プレスリリースの中で次のように示しています。
EPYC aims to revolutionize the dual-socket server market while simultaneously reshaping expectations for single-socket servers.
EPYCはデュアルソケットサーバ市場を革新すると同時に、それをシングルソケットサーバへの期待に変えることを目指している。
つまりシングルソケットのEPYCはデュアルソケットのXeonより速い、というのが同社のメッセージです。
同社は5月16日に開催した「AMD 2017 Financial Analyst Day」においてEPYCとXeonのデュアルソケットとの性能比較のためのベンチマークテストを実行。シングルソケットのEPYCの方がデュアルソケットのXeonよりも高速であることを示して見せました。
EPYCはシングルソケットあたり最大で32個のZenコアを搭載。1コア当たり2スレッドで最大64スレッドを実行可能。デュアルソケット構成で32枚のDDR4 DIMMを16チャネルで接続し、最大4テラバイトメモリを搭載可能とされています。
EPYCの正式リリース日はまだ発表されていませんが、すでにDropbox社がEPYCプロセッサを搭載したサーバを評価しているとのことです。
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