[速報]Amazon EKS発表。Kubernetesのマネージドサービス。AWS re:Invent 2017
Amazon Web Services(AWS)がラスベガスで開催中の年次イベント「AWS re:Invent 2017」。現地時間の11月29日(日本時間30日未明)に、同社CEO Andy Jassy氏による基調講演が行われました。
Jassy氏による最初の大きな発表は、Kubernetesのマネージドサービスである「Amazon Elastic Container Service for Kubernetes」(Amazon EKS)です。
3つのアベイラビリティゾーンにまたがる高可用性を実現
Amazon EKSでは、標準のKubernetesと互換性を保ち、既存のKubernetesのプラグインやツールがそのまま使用可能。
さらに自動的に3つのアベイラビリティゾーンに対してデプロイされるため、単一障害点を持たない高可用性を実現。「これはほかのKubernetesのサービスとは大きく異なるところだ」(Andy Jassy氏)
マネージドサービスであるため、Kubernetesに対して自動的にパッチの適用やアップグレードが行われます。
CloudTraiやCloudWatch、Amazon ELB、Amazon VPCなどのAWSの各種サービスとも統合されています。AWSはKubernetsの開発主体であるCloud Native Computing Foundationやコミュニティなどと連携しつつ、こうした強化を行っているとのこと。
AWSは今年8月にCloud Native Computing Foundationのプラチナメンバーとして加盟しています。同社が標準化団体やオープンソースの開発主体に参加することは珍しいことだったのですが、このAmazon EKSの開発に関連したものだったようです。
Amazon EKSは、プレビュー版が本日より公開されています。
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