Amazon EC2とAmazon EBSの料金が1秒単位に変更。10月2日から全リージョンで
Amazon Web Services(AWS)は、仮想マシンを提供するAmazon EC2とブロックストレージを提供するAmazon EBSなどのサービスの利用料金を、1秒単位へ変更すると発表しました。
AWS Blogに掲載された記事「New – Per-Second Billing for EC2 Instances and EBS Volumes」から引用します。
Effective October 2nd, usage of Linux instances that are launched in On-Demand, Reserved, and Spot form will be billed in one-second increments. Similarly, provisioned storage for EBS volumes will be billed in one-second increments.
10月2日から、オンデマンド、リザーブド、そしてスポットインスタンスとして起動されたLinuxインスタンスは1秒ごとに課金される。同様に、プロビジョニングされたEBSボリュームについても1秒ごとに課金される。
上記で説明されているように、10月2日から新規に起動もしくは起動中のされたLinuxインスタンスにおいて、EC2とEBSの課金が秒単位になります。すべてのリージョンで対応予定です。ただしWindowsと(ライセンス費用が別途かかる)Linuxディストリビューションを利用したインスタンスについては秒単位の料金は現時点では適用されないとのこと。
Amazon EMRおよびAWS Batchのクラスタに追加されるインスタンスに対しても同様に秒単位の料金が適用されるため、これらの利用料金の低下も期待されます。
最近では開発ツールやテストツールの自動化におけるテストやビルドなどで、短時間かつ頻繁なインスタンスの使用が増えているとみられます。特にそうした環境で、今回の秒単位の料金の計算による価格低下のメリットは大きそうです。
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