Amazon DynamoDBの応答時間をミリ秒からマイクロ秒へ、インメモリキャッシュのDynamoDB Accelerator(DAX)が正式版としてリリース
AWS上でNoSQLデータベースとして提供されているDynamoDBを高速化する「DynamoDB Accelerator」(以下DAX)が、正式サービスとなったことが、AWSブログの記事「DynamoDB Accelerator (DAX) Now Generally Available」で発表されました。
Amazon DynamoDBはマネージドサービスで提供されているNoSQLデータベースす。非常に高いスケーラビリティと安定した高性能が特徴です。高速なレスポンスやスケーラビリティを重視するようなゲームや広告配信、コンテンツ配信サービス、モバイルアプリケーションなどのバックエンドなどによく使われています。
このDynamoDBにインメモリキャッシュを追加することで高速化するのが、今回正式サービスとなったDAXです。Webサイトからの説明を引用します。
Amazon DynamoDB Accelerator (DAX) は、1 秒あたり数百万のリクエストがある場合でも、Amazon DynamoDB の応答時間をミリ秒からマイクロ秒に短縮できる、完全マネージド型の、可用性に優れたインメモリキャッシュです。
DAXもDynamoDBと同様にマネージドサービスとして提供されるため、利用者は例えばキャッシュのクリアや障害時の復旧と行った運用について完全にAWSに任せることができます。
DynamoDBとAPI互換のため、エンドポイントの切り替えで利用可能に
DAXはアプリケーションとDynamoDBのあいだにあって透過的にキャッシュ機能を提供。DAXのAPIはDynamoDBのAPIと互換性を保っているため、アプリケーションを書き換えることなくアプリケーションがアクセスするエンドポイントをDAXに変更するだけでDAXが提供するインメモリキャッシュを利用できます。
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