ソラコム、月額約45円からの低トラフィック向け新料金体系「Low Data Volume」を発表
IoT向けのサービス基盤を提供するソラコムは、断続的な死活管理や位置情報の管理のような小さなトラフィックしか発生しないIoT向け通信に対応した新料金体系「Low Data Volume」を発表しました。
同社はこれまで、1日にあたりの基本料金が10円、1MBあたりの通信料金が0.2円からという料金体系で、携帯電話網を用いたIoT向けのデータ通信を提供してきました。
しかしIoT市場の広がりによって、例えば数分ごとのデバイスの死活監視や位置情報発信のようなシンプルかつ小容量のデータを扱うような事例も増え、こうした低トラフィック向けの料金体系が望まれるようになってきたとのこと。
今回発表された低トラフィック向けの料金体系では、こうしたケースをカバーするため、基本料金が月額0.4ドル(日本円で約45円)、1KBあたりの通信料金が0.0005ドル(1MBあたり0.5ドル)と設定されています。
これにより、例えば15分に1回、GPSデータ(全体で百数十B相当)を送信するケースで1カ月あたり約77円程度と同社は見積もっており、低トラフィックの利用において従来の料金体系よりも安価に利用できるとされています(追記:5/10 12時15分 記事内の見積額が間違っていたため修正しました)。
低トラフィック向けの新料金体系は5月16日開始予定。同社が提供するグローバル向けのSIMで適用されるため、料金は米ドルベース。従来の国内向けSIMでは対応されないので、グローバル向けSIMを持っていない場合には新たにSIMを購入する必要があります。
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