2017年にクラウドへのITインフラ投資は前年比18.2%増の急成長、従来の非クラウドへのITインフラ投資は3.3%減少。パブリッククラウドよりもプライベートクラウドの方が速く成長していると、IDC
調査会社のIDCは、2017年には、パブリッククラウドやプライベートクラウドなどクラウドへのITインフラ投資は18.2%と急増して442億ドルに到達すると発表。
このうち6割がパブリッククラウド向けのデータセンターに対するITインフラ投資。一方、従来の非クラウドへのITインフラ投資は2017年に3.3%減少し、2020年までには非クラウドへのITインフラ投資よりも、クラウドへのITインフラ投資額が上回るとも予測しています。
ITインフラ投資とは、サーバやストレージ、イーサネットスイッチなどへの投資を指しています。
IDCによると、2017年にサーバへの投資は13.6%増、エンタープライズストレージへの投資は23.7%増と予測されており、ストレージへの投資額の増大が目立ちます。一方、イーサネットスイッチも2017年に23.9%増加と、大きな増加を示しています。
クラウドへの投資額としてはパブリッククラウドへの投資額の方が大きい一方、サーバ、ストレージ、スイッチの3つの分野すべてで、プライベートクラウドへの投資はパブリッククラウドへの投資よりも速く成長しているとのことで、企業におけるプライベートクラウドへの展開が継続的に成長していると指摘されています。
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