マイクロソフト、「Windows Server 2016」を9月26日開催のイベント「Ignite」でローンチすると発表。コンテナに最適化したNano Serverも登場
マイクロソフトはWindows Server 2016のローンチを、米アトランタで9月26日から開催予定のイベント「Microsoft Ignite 2016」において行うと発表しました。
2012年に登場したWindows Server 2012、そして2013年に登場したWindows Server 2012 R2に続くWindows Serverのメジャーバージョンアップとなります。
Windows Server 2016は、次の6つのエディションで提供されます。
Windows Server 2016 Datacenter
高度に仮想化されたデータセンターやクラウド向け
Windows Server 2016 Standard
物理サーバ環境もしくは小規模に仮想化された環境向け
Windows Server 2016 Essentials
最大25ユーザー、50デバイスまでの小規模ビジネス環境向け
Windows Server 2016 MultiPoint Premium Server
教育機関向けボリュームライセンス用
Windows Storage Server 2016
OEMチャンネルから提供
Microsoft Hyper-V Server 2016
無料でダウンロードできるハイパーバイザ
またDatacetnerとStandardには、以下の3つのインストールオプションが用意されています。
Server with Desktop Experience
サーバ機能とユーザーインターフェイスのどちらも利用可能
ServerCore
ローカルではタスクマネージャやPowerShellなど最小限のユーザーインターフェイスが利用可能
Nano Server
非常に小さなOSのフットプリントで、コンテナベースのクラウドネイティブなアプリケーションのためのオプション
Nano Serverはコンテナの稼働に最適化するためにWindows Serverを軽量化したものとして注目されます。
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