Web IDEの「Eclipse Che 5.0」発表。マルチコンテナ構成に対応、Language Server Protocolで対応言語も拡大へ
Eclipse Che開発チームは、11月15日に開催されたオンラインイベント「CheConf16」で、次世代Eclipseとして開発されているWeb IDE「Eclipse Che」(エクリプス・チェ)の次バージョンとなる「Eclipse Che 5.0」を発表しました。6週間から10週間程度で正式版が登場する見通しです。
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Che 5.0の主な特長は、マルチコンテナ構成への対応、Language Server Protocolに対応することで幅広い言語をサポート可能になること、Docker Store対応などで実行環境の提供を拡大したことなど。
Cheは、今後あらゆるコンテナのオーケストレーション機能に対応すると説明されましたが、Che 5.0ではDocker Composeに対応。マルチコンテナ構成に対応します。
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Language Server Protocolに対応します。これにより、文法やコード補完、シンボル参照といったコードエディタのプログラミング言語対応が柔軟に拡張できるようになります。
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現時点でC#、PHP、Java、Go、CSS 3に対応しており、今後Rust、JavaScript、TypeScript、Groovy、Haxeなどに対応予定。
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PHPの開発をデモしているところ。
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Docker StoreでCheのDockerイメージを入手できるようになったため、すぐに試すことができるようになった。また、さまざまな環境への対応を拡大。
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Che 6では、性能向上と拡張機能などIDE機能の強化に取り組む予定。
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キーノートの動画は下記。
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