VMware、vSphereをDockerコンテナ対応にする「vSphere Integrated Containers」正式リリース
VMwareはvSphereをDockerコンテナ対応にするためのソフトウェア「vSphere Integrated Containers」の正式リリースを発表しました。
これまでvSphere上でDockerコンテナを利用するには、仮想マシンの上にLinuxをインストールし、そこでDockerを使うという方法しかありませんでした。この場合、仮想マシンとDockerコンテナは別々に管理されることになります。
vSphere Integrated ContainersはvSphereにLinuxとコンテナエンジンを統合。vSphere上で仮想マシンに加えてDockerコンテナを生成、実行できるようになっただけでなく、仮想マシンと同様に管理できるようになり、またコンテナをほかのコンテナと分離できるようになりました。
Dockerコンテナに対しては、通常のDockerエンジンと同様にAPIで操作することが可能。また、Docker Hubに相当するContainer Registry機能を実現するソフトウェア(コード名:Harbor) も用意されているため、Dockerイメージの管理も用意です。
こうしたコンテナイメージや実行中のコンテナインスタンスなどを集中的に管理できるContainer Management Portal(コード名:Admiral)もベータ版として用意されています。
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