[速報]VMware、統合クラウド基盤「VMware Cloud Foundation」発表。オンプレミスに加え、IBMがクラウドサービスとしても提供。VMworld 2016 US
VMwareのプライベートイベント「VMworld 2016 US」がラスベガスで開幕しました。
基調講演に登壇した同社CEOのパット・ゲルシンガー氏は、パブリッククラウドの利用が今後主流になっていくとの予測を披露し、同社の戦略もその予測に沿ったものとなることを強調。
同社のクラウド戦略の鍵となるのが、プライベートクラウドとパブリッククラウドの全体を一元管理する「VMware Cross-Cloud Architecture」であることを示しました。
VMware Cross-Cloud Architectureは2つのソフトウェアから構成されます。その1つとして新しい統合クラウド基盤ソフトウェア「VMware Cloud Foundation」が発表されました。
VMware Cloud Foundationは、コンピュート、ネットワーク、ストレージの機能をすべて備え、それを統一したクラウド管理ソフトウェアによって管理するというもの。核となる機能はvSphere、Virtual SAN、NSXなどで構成され、クラウドとしての統合管理ツールにSDDC Managerを利用します。
IBMがクラウド上でVMware Cloud Foundationを提供
VMware Cloud Foundationは、同社がソフトウェアを提供しているEMCのハイパーコンバージドインフラストラクチャであるVxRackや、Virtual SAN対応のデルやHPEなどのサーバで利用可能になります。
と同時に、2月にVMwareと戦略的提携を発表したIBMが、IBM CloudのうえでVMware Cloud Foundationを提供することも発表されました。
これによりVMware Cloud Foundationは、オンプレミスでもパブリッククラウドでのサービスとしても利用でき、両社を組み合わせたハイブリッドクラウド構成も実現することとなります。
VMworld 2016 US
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