オープンソースの「Visual Studio Code 1.3」登場。エディタがタブ操作可能に、エディタ機能をモジュール化しブラウザで立ち上がる「Monaco Editor」公開
マイクロソフトはオープンソースで開発している「Visual Studio Code」の最新版となる「Visaul Studio Code 1.3」をリリースしました。
Visual Studio Code 1.3ではエディタでタブ操作が可能になり、拡張機能をインストールし管理するための画面を追加するなどのほか、多くの新機能が追加されています。
エディタ部のタブ操作では、複数のファイルを開いたときにタブで任意のファイルを選択できるようになり、利便性が高まりました。
拡張機能を管理するためのユーザーインターフェイスが新たに追加され、現在インストールされている拡張機能の一覧や、新規インストールする拡張機能の検索などを行うことができるようになりました。
デベロッパーにとってインパクトが大きいと思われるのが、Visual Studio Code 1.3のエディタ機能が「Monaco Editor」として独立したモジュールになったことです。
Monaco EditorはNode.jsのモジュールとしてインストールできるnpmで配布が始まりました。
サンプルとして用意された「Playground」の画面にWebブラウザでアクセスすると、その場でWebブラウザ内にMonaco Editorが立ち上がることを確認できます。
これを利用することで、Node.jsをバックエンドにWebブラウザでエディタ機能を簡単に実現できるようになります。MITライセンスで配布されているため、さまざまなWebアプリケーションで応用できるのではないでしょうか。
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