Amazonクラウドのシェアは30%超。引き続きマイクロソフト、IBM、Googleの合計シェアよりも大きい存在。Synergy Research Group
調査会社のSynergy Research Groupは、IaaS型クラウドにおける2016年第1四半期のシェアに関する調査結果を発表しました。
シェアのトップはAmazonクラウドで、30%以上。この値は、2位以下のMicrosoft、IBM、Googleの合計シェア(約22%)よりも大きく、引き続き圧倒的存在であることが示されています。
ただし右側の成長率の数字で見ると、Amazonクラウドの成長率が57%なのに対し、Next3と呼ばれるMicrosoft、IBM、Googleの合計シェアの成長率は93%となっており、懸命にその差を縮めようとしていることが分かります。
このことは、約3年前の同社の発表したグラフと見比べると分かります。このときにはMicrosoft、Google、IBMの合計シェアはAmazonクラウドのおおよそ6割といったところでした。
また、2014年第4四半期のグラフを見ると、この時点でAmazonクラウドのシェアは30%を下回っていたことが分かります。
現在、Amazonクラウドのシェアは30%超と見られており、さらにこのAmazonクラウドよりもMicrosoft、IBM、Googleの成長率が大きいということは、これら上位4社によってIaaS市場の寡占化が進んでいる可能性が非常に高い、と言えそうです。
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