ソラコム、「SORACOM Canal」発表。クラウド内で同社のIoT通信サービスと顧客のシステムとをピア接続
IoTデバイス向けの通信サービスをクラウドで提供するソラコムは、クラウド上でソラコムのシステムと顧客のシステムとをプライベート接続する新サービス「SORACOM Canal」を発表しました。
SORACOM Canalを利用することで、IoTデバイスからキャリア回線から専用線を通じてクラウド上のソラコムを経由して顧客のシステムまで、通信経路は一度もインターネットを通ることなく接続され、セキュアで高速な通信が実現できます。
具体的な仕組みは、Amazonクラウドの東京リージョン上にあるSORACOMのVirtual Private Gatewayと顧客のVPCをVPCピアリングすることで実現しています。
これまでSORACOMから顧客向けの通信の出口にはグローバルIPアドレスが用いられていたため、顧客のシステムとの接続にはいったんインターネットを経由する必要がありました。
SORACOM CanalではAmazonクラウドが標準機能として提供するVPCピアリングを利用するため、よりセキュアで遅延の小さい通信が実現できることが大きなメリットとなります。
関連記事
あわせて読みたい
ソラコムのシステムに専用線で接続する「SORACOM Direct」発表。AWS Direct Connectを利用
≪前の記事
厳格なウォーターフォールの金融系IT企業が、スクラムを採用した初のアジャイル開発プロジェクトの経緯と成果を語る(後編)。Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016