マイクロソフト、プラグインフリー版「Skype for Web」をプレビュー公開。Web標準のORTCでSkypeを実装
マイクロソフトはプラグインなどを全く使わずにWebブラウザでSkypeを利用できる、プラグインフリー版「Skyep for Web」プレビュー版の公開を発表しました。
Skypeはインターネットを通じて音声通話やビデオ会議などが実現できるソフトウェアです。いままでSkypeを利用するには、音声や動画などを扱うために専用のアプリケーションもしくはプラグインを搭載したWebブラウザが必要でした。
プラグインフリー版のSkype for Webは、現在標準化が進められているORTC(Object Real-Time Communications)などのWeb標準を利用しており、これらのAPIが実装されたマイクロソフトのEdgeブラウザで利用可能になっています。
使い方は、EdgeブラウザからSkype for Webのページへアクセスするだけ。自動的にSkypeの画面が立ち上がり、マイクやカメラへアクセスを開始し、通常のSkypeと同様に使うことができます。
プラグインフリーでの音声通話やビデオ会議の実現は、Webブラウザだけ、Web標準だけで実現可能なアプリケーションの範囲が次々に広がっていることを実感させてくれます。
(実際に手もとのWindows 10のEdgeからSkype for Webを立ち上げ、エコーを試しましたが何の問題もなく作動しました)
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