Salesforce.com、ドキュメント共有サービス「Quip」を買収。モバイルでのコラボレーション機能を強化が狙いか
米セールスフォース・ドットコムは、チームでドキュメントを作成し共有できるクラウドサービスを提供する「Quip」の買収を発表しました。
We’ve signed a definitive agreement to acquire @Quip! Learn more here: https://t.co/FB2icMf09k pic.twitter.com/ZvH1LfByBV
— Salesforce (@salesforce) 2016年8月1日
Quipは、Google Docsのようにチームでドキュメントを共有し、協力して作成や修正などを行う、ドキュメントをベースにコラボレーションを行うための同名のサービス「Quip」を提供しています。iOSなどのモバイルデバイスに対応し、オフラインでも作成や編集などが可能な点が特長の1つです。
セールスフォース・ドットコムは同社のサービスを、おそらくChatterに代表される同社のコラボレーションサービスに統合し、強化していくものと予想されます。
買収を知らせるQuipのブログでは、次のように書かれています。
As part of Salesforce, we will be able to expand our service more quickly and reach millions of people all over the world — which has been our mission since day one. And, we’ll be able to extend the Salesforce Customer Success Platform in powerful new ways with our next-generation productivity capabilities. The possibilities of mixing data, content and communication are amazing.
セールスフォースの一部として、わたしたちはサービスをより迅速に拡大し、世界中の数百万ものユーザーに届けられるようになるでしょう。これは私たちの当初からのミッションでもありました。
そして私たちのこの次世代のプロダクティビティツールの機能によって、セールスフォースのカスタマーサクセスプラットフォームを新しい方法で拡張していけるでしょう。お互いのデータやコンテンツ、コミュニケーションのやりとりによる可能性は飛躍的なものです。
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