「Rails 5.0」ついに正式リリース。JSONで通信できる「API mode」やWebSocket対応の「Action Cable」フレームワーク
Ruby on Railsの開発者DHH(David Heinemeier Hansson)氏は、Rails 5.0の正式版がリリースされたことを発表しました。あわせてドキュメントの「Ruby on Rails Guides」もバージョン5.0対応にアップデートされました。
Rails 5.0では、RailsからWebSocketsを直接扱えるフレームワークの「Action Cable」、バックエンドとJSONで通信するようなアプリケーションを構築するためにAPIで通信可能になる「API mode」などを備えているのが特長です。
Action Cableを用いることで、HTTPをポーリングするといった実装に依存することなくWebScocketを用いてクライアントとサーバ間で効率的な通信が可能となり、API modeではJavaScriptやネイティブなモバイルアプリケーションとバックエンドがJSONで通信するようなアプリケーションの構築に適しています。
DHH氏はRails 5.0をマイクロサービスにも対応する基盤だと、Rails 5のベータ登場時に説明しています。
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