東芝、社会インフラなどで使われているNoSQL「GridDB」をオープンソースで公開。インメモリでビッグデータの高速処理が可能
東芝は、これまでGridStoreとしてエネルギー管理システムなどの社会インフラで利用されてきた商用のNoSQLデータベースを、「GridDB」としてオープンソース化したことを発表しました。
GridDBはキーバリュー型を拡張したキーコンテナ型のデータモデルで、時系列データや2次元、3次元の空間データもサポートするNoSQL型データベース。
データをストレージではなくサーバーのメインメモリに配置し、インメモリで処理することで、ペタバイトクラスのビッグデータでも高速に処理が可能。
ノードを追加するだけで容量や性能を拡張、縮退できるスケールアウト機能、マスタスレーブ型とピアツーピア型の特長を合わせ持つハイブリッド型クラスタ管理方式の自律制御クラスタ管理により、SPOF(Single Point of Failure:単一障害点)を排除した高い可用性などが特長です。
東芝はオープンソース化の狙いを、Apache Hadoopなどのオープンソースソフトウェアとの連係を容易にするための説明しています。商用版のGridDBも提供され、同社のサポートや保守を受けることができます。
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