Microsoft Azure、ネットワークのレイテンシ最大10分の1、ネイティブIPv6対応、Webアプリケーションファイアウォールなど新機能登場。Microsoft Ignite 2016
マイクロソフトは米アトランタで開催したイベント「Microsoft Ignite 2016」で、Microsoft Azureの新機能を大量に発表。ネットワーク機能の強化も発表しました。
主な新機能の1つ目は、ネットワーク機能を持つマシンへFPGA搭載を搭載したことによる「Accelerated Networking」と呼ばれるネットワークの高速化です。上記のスライドでは25Mbpsと書いてありますが、ブログ「Azure Networking announcements for Ignite 2016」では、最大25Gbps、レイテンシが最大10分の1と説明されています。
we are very excited to announce the Public Preview of Accelerated Networking. Accelerated Networking provides up to 25Gbps of throughput and drastically reduces network latency up to10x!
また「Virtual Networking Peering」によって、同一リージョン内で仮想マシンを仮想ネットワークでピア接続を可能にし、フルメッシュのネットワーク接続を実現。
IPv6ネイティブ対応によって、IPv4だけでなくIPv6でのロードバランスも可能に。
NICに対して複数のIPアドレスを設定することもできるようになりました。
In the following week, we will be previewing two additional abilities in specific regions: Multiple IP addresses on a Network Interface Card (NIC) and enabling all NICs on a VM to have a Public IP address on the NIC or through the load balancer.
数週間のうちには、特定のリージョンに置いて追加機能をプレビュー予定だ。それはネットワークインターフェイスカード(NIC)への複数IPアドレスの設定で、VMのすべてのNICがパブリックなIPアドレスをNICもしくはロードバランサー経由で持てるようになる。
また、ネットワーク仮想アプライアンス(NVA)にはアプリケーションファイアウオール機能を実現できるようになりました。またAzure DNSも正式版が発表されました。詳細は「るなど、多数のネットワーク機能がブログ「Azure Networking announcements for Ignite 2016」で説明されています。
Microsoft Ignite 2016
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