Kubernetes 1.2リリース、クラスタあたり3万コンテナまでスケール向上
Dockerコンテナによるアプリケーションを、分散環境に対して大規模に展開するためのツール「Kubernetes」の最新バージョン「Kubernetes 1.2」の正式版のリリースが発表されました。
Kubernetes 1.2では、1000ノード、クラスタあたり3万コンテナまでスケールが改善され、より大規模なアプリケーション展開が可能になっています。
その他の新機能として、ConfigMap APIによるダイナミックコンフィグレーションにより、アプリケーションのパッケージングのタイミングではなく実行時にコンフィグレーションが可能。
Deployment API(ベータ)により、アプリケーションの状態を宣言的に記述すると、それに沿ってKubernetesが自動的にバージョニング、マルチプルロールアウト、ステータスの集約、可用性の維持とロールバックと行った作業を自動的に行ってくれます。
GUIも新しくなり、コマンドラインインターフェイスで行っていた操作が、より分かりやすく操作できるようになっています。
あわせて読みたい
Google Cloud Platform、ついに日本国内リージョン開設を正式発表。東京に「東アジアリージョン」開設。1カ月以内にベータ公開を開始
≪前の記事
コンテナイメージをスキャンして脆弱性を検出してくれるオープンソースの「Clair」、バージョン1.0をCoreOSがリリース