継続的インテグレーションのツール「Jenkins 2.0」登場。標準機能を豊富にして初期状態から利用しやすく、旧バージョンからそのまま入れ替え可能な後方互換性維持
継続的インテグレーションなどに利用されることが多い自動化ツールJenkinsの最新版、「Jenkins 2.0」がリリースされました。
Jenkins 2.0 is here! https://t.co/KjHrIf8cj4 #jenkins2
— Jenkins (@jenkinsci) 2016年4月26日
Jenkinsはビルドやテスト、デプロイなどのソフトウェアの開発に関わるさまざまな一連の作業を自動化してくれるツール。継続的インテグレーションや継続的デリバリの現場でよく使われています。
Jenkins 2.0では、こうした一連の作業をより効率的かつ高度に記述できるようにパイプライン機能を強化。GroovyのDSL(ドメイン特化言語)で記述できるようにしました。
さらに、Jenkins 1.0では一連の手順を実行するための機能を実現するために利用者自身がさまざまなプラグインなどをJenkinsに組み合わせることを前提にしていましたが、Jenkins 2.0ではこのコンセプトを改め、最初から標準的な機能を豊富に用意してJenkinsのさまざまなユースケースの80%をカバーできるようにしました。これによって一般的な用途ではJenkins 2.0をインストールしてすぐに使い始めやすくなっています。
またWeb UIの改善やオフィシャルDockerイメージの提供なども行われています。
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