さくら/ニフティ/IDCF、3社のクラウドをまたがったデータ分散保存の仕組みを提供
IDCフロンティア、さくらインターネット、ニフティの3社は、連携して各社のオブジェクトストレージを提供し、分割されたデータを異なるクラウド事業者に分散して保存する仕組みの提供を発表しました。
具体的には、エーティーワークスが提供するデータ保存専用の小型サーバ「Store-Box Air」が各社のクラウドストレージへデータを分散して保存することで、ユーザーは3社のクラウドを意識することなく3社のクラウドストレージを利用します。
データの分割には秘密分散技術を用いるため、分割された個々のデータだけでは元データを復元できません。一方で分割したデータは冗長性を持たせて各クラウドストレージに保存するため、分割したデータの一部が失われても元データを復元することができるようになっています。
分割されたデータの保存先はIDCFクラウド、さくらのクラウド、ニフティクラウドの3つで、事業者だけでなく地理的にも国内に分散されるため、より安全な状態でデータが保存されます。
「Store-Box Air」は、月額約3万円。IDCF、さくらインターネット、ニフティの3社は、連携して中小企業の課題解決に引き続き取り組んでいくとしています。
あわせて読みたい
セールスフォース・ドットコム、ディープラーニング機能「Salesforce Einstein」発表。営業に優先顧客を提示、顧客に商品レコメンデーション、サポートに回答をアドバイス
≪前の記事
[速報]GitHub、コードレビューのための新機能を発表。コードの行ごとや課題ごとにコメント可能。GitHub Universe 2016