Google、Spark/Hadoopのマネージドサービス「Google Data Proc」を正式公開。CPUあたり1時間0.01ドルから
Googleは大規模データ処理のためのSparkとHadoopのマネージドサービスを提供する「Google Data Proc」を正式サービスとして公開しました。
クラウド側でHadoopやSparkの環境を用意してくれるため、利用者はインストールや設定などの手間がなく、すぐに利用できるのが特長。現時点で提供されるHadoopとSparkのバージョンは、「Hadoop 2.7.2」「Spark 1.6.0」。また、「Hive 1.2.1」「Pig 0.15.0」も用意されます。
利用料金は、仮想1CPUあたり1時間0.01ドル(約1円)から。Googleによると起動時間は非常に短く、平均で90秒かそれ以下だとしています。
Googleは大規模データ処理に向けたマネージドサービスとして独自サービスながら非常に高速でスケーラビリティの高い「Google Cloud Dataflow」や「BigQuery」を以前から提供しています。
これらに加えて今回の「Google Data Proc」を提供するのは、オンプレミスや他のクラウドでも使われている標準的なミドルウェアであるSpark/Hadoopの処理を、そのままGoogle Cloud Platformへ移行する選択肢を提供するためでしょう。
あわせて読みたい
オープンソースのエディタ「Visual Studio Code」がChromeブラウザのデバッガプロトコルに対応。エディタから直接デバッグ可能に
≪前の記事
マイクロソフト、「Xamarin」買収を発表。iOS/Androidネイティブ開発機能をVisual Studioに統合へ