Googleとインテルがクラウド分野で戦略的提携。SkylakeベースのXeonを2017年にGoogle Cloudへ投入。Kubernetes、機械学習、IoT、セキュリティについて両社で注力
Googleとインテルは、クラウド分野での戦略的提携を発表しました。
これに合わせて、Googleはインテルの次世代データセンター向けプロセッサとなるSkylekeアーキテクチャベースのXeonプロセッサを、2017年にGoogle Compute Engineに投入することを発表しました。
The upcoming Xeon processor is an excellent choice for graphics rendering, simulations and any CPU intensive workload.
この新しいXeonプロセッサはグラフィックスレンダリング、シミュレーションなど、あらゆるCPUインテンシブなワークロードに能力を発揮する。
(「Power up your Google Compute Engine VMs with Intel’s next generation, Custom Cloud Xeon Processor」から
また、両社はGoogleのソフトウェアとインテルのハードウェアを組み合わせることにより、Kubernetes、機械学習、IoT、セキュリティの分野にも注力すると発表しました。
Kubernetesではインテルアーキテクチャに最適化し、特にエンタープライズ向けにOpenStackをKubernetesのマネージドなワークロードとして実行することを想定。
機械学習ではTensorFlowのパフォーマンスをインテルプロセッサでさらに向上させ、IoTではインテルのエッジデバイスをGoogle Cloud Platformへセキュアに接続できるようにし、セキュリティではインテルハードウェアとGoogle Cloud Platformの両社のセキュリティ統合を高めていくとしています。
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