今年開設されるGoogle Cloud東京リージョン、3つのゾーンから構成されることが判明
Googleは今年3月、東京にGoogle Cloudの東アジアリージョンを2016年後半に設置する ことを正式に発表しています。
その東アジアリージョンがいつどのような規模で開設されるのか、具体的な計画はまだ明らかになっていませんが、9月29日付のGoogle Cloud Platformブログの記事「Google Cloud Platform sets a course for new horizons」で公開された図から、東アジアリージョンは3つのゾーンから構成されることが判明しました。
上の図は、その記事で2016年から2017年にかけて新設される9つのリージョンを青い四角で示したものです。
東京に設置される東アジアリージョンのみ2016年に開設予定で、それ以外のムンバイ、シンガポール、シドニー、北バージニア、サンパウロ、ロンドン、フィンランド、フランクフルトの8カ所は2017年に開設予定。
これはかなりの勢いでグローバル展開を加速していると言ってよく、本気でAmazonクラウドやAzureと競合していくという意思が読み取れます。
そしてよく見ると、上の図の東京には「3」の数字が書かれています。これはつまり、東京に置かれる東アジアリージョンは3つのゾーンで構成予定であることを示しています。
現在、Amazonクラウドの東京リージョンのアベイラビリティゾーンが3つ。Google Cloudは、その規模に合わせて東アジアリージョンを開設する、ということでしょう。
そしてこの東アジアリージョンは、米国とは10テラビットの帯域幅を持つ最新海底ケーブルの「FASTER」で接続され、台湾とは毎秒26テラビットの海底ケーブルで接続することが明らかになっています。
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