[速報]GitHub、コードレビューのための新機能を発表。コードの行ごとや課題ごとにコメント可能。GitHub Universe 2016
GitHubはイベント「GitHub Universe 2016」をサンフランシスコで開催しています。
初日の基調講演に登壇した同社CEO兼共同創業者のChris Wanstrath氏は、新機能のCode Reviewを発表しました。
Chris Wanstrath氏。
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Pull requestはGitHubを使う上で核となる機能だ。Pull Requestはコードに関するコラボレーションの方法としては優れているが、コードをレビューする方法としてはあまり優れた手段ではなかった。
これについてはいくつもの改善を続けてきた。
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しかし本当の意味で、安全にコラボレーションし、コードをレビューするためのワークフローに欠けていた。
ここで、GitHubでコードレビューをするための新機能を発表する。
コードの特定の行ごとにコメントを残せる。また、レビューごとのコメントも残せる。
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スレッドも複数作れるので、メールを何通もやりとりしなくて済み、コードの部分ごとや、課題ごと、たとえばあるスレッドではスタイルについて、別のスレッドではデータについて、などのコメントをやりとりできる。
絵文字ももちろん使える。
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この機能はマージボタンに統合されているので、CIプロセスなどすぐに連携できるだろう。
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いますぐ利用可能だ。
追記:新機能としては、リポジトリ管理者が「保護されたブランチ」を通して、マージする前にレビューを義務付けることができるようになった点でした。コードの行ごとなどのコメント機能は以前からありました。
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