GitリポジトリとDockerイメージレジストリを統合した「GitLab 8.8」リリース。開発や継続的統合のワークフローがシンプルに
GitLabは、Gitリポジトリを中心とした開発ツール「GitLab 8.8」をリリースしました。
GitLabはGitリポジトリ機能の機能に加え、Wikiやイシュートラッキング、コードレビュー、アクティビティフィード、そしてテストやビルド、デプロイなどの自動化を行うGitLab CI機能などが統合された開発ツールです。
GitLab 8.8ではパイプライン機能が強化。パイプラインの状態を画面で参照できるようになりました。
もう1つの大きな機能強化が、Dockerイメージレジストリ機能の統合です。
GitLab 8.8には最初からDockerイメージのレジストリ機能が組み込まれており、インストールするとすぐに使える状態になっています。GitLab CIによる継続的統合に、このDockerイメージのレジストリを活用できるほか、次のような利点があると説明されています。
- GitLabのユーザー登録がそのままDockerイメージのレジストリにも使える
- プロジェクトのために新たに別のところにレジストリを作らなくて済む
- プロジェクトに関連したすべてのDockerイメージは、「Container Registry」タブに一覧されている
- プロジェクトごとにレジストリの有効、無効を選択できる
- GitLab CIから簡単にイメージのアップロード、ダウンロードが可能
- 最初から組み込まれているため、追加のソフトウェアが不要
これらにより、GitLabを用いた開発作業や継続的統合がよりシンプルなワークフローで実現できるようになるとのことです。
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