Docker HubでWindows Sever用のDockerイメージ公開開始。Windows Server 2016 Technical Preview 5からPush、Pullが可能に
Docker HubでWindows Server用のDockerイメージが公開されました。公開されたばかりのWindows Server 2016 Technical Preview 5のDocker機能でDocker HubへのPushとPullが可能になったため、Windows ServerでDockerを使って簡単にソフトウェアを導入できるようになりました。
Windows Server 2016 Technical Preview 5では、Docker HubへのPushとPullができるようになり、WindowsやLinuxなど複数のOSとx86とARMのような複数のCPUアーキテクチャに対応したマルチアーキテクチャ対応Dockerイメージを扱えるようになりました。
参考:Docker、WindowsとLinuxに両対応する「マルチアーキテクチャイメージ」の仕組みを開発中、デモも披露
Docker Hubには、Windows Server対応のDockerイメージがマイクロソフトによって登録されました。
現時点でASP.NETや.NET Frameworkのようなマイクロソフト製のソフトウェアだけでなく、サンプルとしてNode.jsやNginx、PythonやRuby、Ruby on Rails、MySQL、Redisなどのオープンソースソフトウェアなど、20種類ほどのDockerイメージが登録されています。
Linuxでは、開発者が手もとのノートPCでLinuxとDockerを用いてアプリケーション開発し、それをDockerイメージにしてサーバへデプロイする、といった方法が広がり始めています。
マイクロソフトはWindows 10でWindows Serverと同様のDockerコンテナを使えるようにすると公式に発表しています。手もとのWindows 10でWindows ServerのDockerを用いてサーバアプリケーションを開発し、そのDockerイメージをWindows ServerやMicrosoft Azureへデプロイする、といった開発スタイルの広がりがWindowsプラットフォームでも現実味を帯びてきました。
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